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「インナー・ランドスケープス、トゥルク」は、フィンランドの写真家マルヤ・ピリラと日本の陶芸ユニットSatoko Sai + Tomoko Kuraharaによるフィンランド・トゥルク市に暮らす9人の高齢者へのインタビューから始まったアートプロジェクトです。
過去20年間に渡り、カメラ・オブスキュラの手法に特化した作品制作を続けるピリラは、被写体の居室を“暗い部屋”へと変え、室内と屋外の風景が混ざり合う幻想的な光の反射のなかで被写体を撮影しました。
一方、崔と蔵原はそれぞれの被写体の過去を映し出す肖像としての陶器を制作、その内側にはアルバム写真や手紙、日記など、個人の歴史の断片が転写されました。
個々人や家族の記憶がゆるやかにつながり、まちやひとの記憶を映し出すこのプロジェクトは、数年後の東京版「インナー・ランドスケープス」展の実現を目指しています。
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東京・谷中でのこの巡回展をかわぎりに、私たちは谷中地域に住む高齢者をモデルとして東京版「インナー・ランドスケープス」の制作に入ります。
会期中はフィンランドからマルヤ・ピリラも来日し、アーティストトークとトークセッションを行います。
みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げます。
「インナー・ランドスケープス、トゥルク」
2016年10月18日(火)-11月6日(日)
【会場】 HAGISO (東京都台東区谷中3-10-25)
【開場時間】8:00-10:30/12:00‐21:00 (会期中無休)
共催/HAGISO、現代常民文化研究所(GJBK)
助成/台東区、スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団、フィンランドセンター、Frame Contemporary Art Finland
協力/EU・ジャパンフェスト日本委員会
お問合せ/ils@saikurahara.com
ウェブサイト/http://ils.saikurahara.com
【イベント at HAGISO】
opening reception
10月21日(金)18:00‐21:00
artist talk
①10月23日(日)10:45‐11:30 ②10月30日(日)10:45‐11:30
・両イベントとも予約不要でどなたでもご来場いただけます。詳細はウェブサイトにてご確認ください。
・ギャラリーにはカフェが併設されているため、恐れ入りますがオープニングレセプションでのドリンクはオーダー制とさせていただきます。
【トークセッション】
11月5日(土)14:00-16:00 旧平櫛田中邸(東京都台東区上野桜木2-20-3)
ゲストに「写真の町シバタ・プロジェクト実行委員会」の方々をお招きして、インナー・ランドスケープス・プロジェクトのメンバーとのトークセッションを行います。
・入場には事前申し込みが必要となります。詳細はウェブサイトにてご確認ください。
・本展と会場が異なりますのでご注意ください。
共催/でんちゅうず(一般社団法人谷中のおかって、NPOたいとう歴史都市研究会、Denchu Lab.)、写真の町シバタ・プロジェクト実行委員会
協力/岡山県井原市、上野桜木旧平櫛田中邸
特別協賛/アサヒビール株式会社
助成/公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
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